信玄棒道
棒道は武田晴信(信玄)が信州攻略の為に造った軍用道路と伝えられ、八ケ岳南麓から西麓にかけて甲斐国と信濃国を通っています。棒のようにまっすぐのびていることからこう呼ばれています。現在の、北杜市や長野県富士見町には、現在でも、上の棒道、中の棒道、下の棒道が残されています。それぞれ、市・町指定の史跡になっています。沿道には「西国三十三所」「坂東三十三所」の霊場を模して江戸時代に安置された36体ほどの石仏(観音様)が設置され、今も豊かな表情を湛えてたたずんでいます。現在は自然散策路になっており、「美しい日本の歩きたくなるみち500選」にも選定されています。今回、私が訪れたのは、甲斐小泉からの入り口(写真下右側)から北杜市側の小淵沢まで(下写真)までの道筋です。たしかに真っ直ぐではあるのですが、...